アジレント・テクノロジーは、ハンドヘルド型のデジタルマルチメーター(DMM)「Agilent U1250シリーズ」とオシロスコープ「Agilent U1600シリーズ」を発売した。ハイエンド測定器市場での強みを生かしながら、サービスやメンテナンス分野などで広く使われるローエンド測定器事業も強化していく。
U1250シリーズには標準モデル「U1251A」と上位モデル「U1252A」の2モデルを用意した。価格はU1251Aが4万4616円、U1252Aは5万1231円。
U1251Aは5万カウントの分解能を持ち、測定結果はDCとACあるいはACと周波数の組み合わせでディスプレイ上にデュアル表示できる。2つの測定データはメインとサブに分けて表示される。このとき競合製品はサブ表示の分解能がメイン表示に比べ1桁小さいが、同社製品はメインとサブの表示分解能を同じにしたことで誤差要因を取り除くことができるという。DC電圧の測定確度は0.03%と高い。
電圧や電流、抵抗などを測定する基本機能に加え、温度やキャパシタンス、周波数(最大1MHz)の測定機能も備えている。また、最大200ポイントまでのデータロギング機能を内蔵した。付属のソフトウエアと別売のケーブルを使えば、パソコンと接続して長時間連続してデータロギングが行える。
U1252Aは、U1251Aの機能に加え、DC電圧の測定確度を0.025%とさらに高めた。周波数カウンタは最大20MHzまで対応している。0.5~4800Hzの方形波発生器も内蔵している。また、バッテリには充電可能なニッケル水素電池を使った。
U1600シリーズには、帯域20MHzの「U1602A」と帯域40MHzの「U1604A」の2モデルがある。いずれもオシロスコープと6000カウントのDMM、データロギングの3つの測定機能を備えている。ディスプレイは4.5インチ型カラー液晶パネルを採用しており、2チャンネルの入力波形を同時に表示しても識別しやすい。
リアルタイムサンプリングレートは最大200Mサンプル/秒で、搭載メモリー容量は125Kバイトと大きく、異常波形の検出も容易となる。また、ハンドヘルド型オシロながら波形ズーム、波形演算、自動測定、XYモードといった機能を搭載している。U1604AはFFT演算機能も備えている。
価格はU1602Aが13万9238円、U1604Aは17万3948円。
(馬本 隆綱)